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4次元ポケット

どらえもん

4次元ポケットは4次元空間とつながっていて無限に物がいれられる
もちろんこれはファンタジーで実際にはありえない

たぶんこの4次元空間というアイデアのルーツは相対論から来てるんだと思う
特殊相対論で使われる枠組みミンコフスキー空間(3次元空間+1次元時間)から

相対論はもちろんファンタジーじゃない
ミンコフスキー空間はあくまでも「この」世界の現象を上手に説明するための方法として必然性があって導入されたもの

今回はこの「空間」と言われているものがなんなのかをなんとなく説明したい
しかしあくまでも数学上で言われる「空間」であって
はっきり言ってこれ自体にはあまりおもしろみはないんだけど
その先には素晴らしい世界が広がっていると僕は思っている
みなさんに楽しんでもらえるかどうか
僕の力次第だね・・・

みなさんは体重を計ったことがありますか?
怖くて最近は計っていないというかたもいるでしょう
でも子どもの頃は学校で強制的に計らされていたでしょう?
会社に務めていると強制的に計るのかな?

で計ったら表に記入して
その上、グラフも書かされたりしませんでしたか?
僕はやらされましたよ
縦軸が体重で横軸が時間(年だったり年齢だったり月ごとだったりいろいろあったとおもいますが)になっている紙の上に鉛筆で点を打つ

で点を結んでグラフを書く
子どものうちはグラフはほぼ右肩上がりになります

数学的に言えば
体重測定は体重と時間の2つの次元から成る空間の一点として書けるといいます
自分の体重の履歴はこの体重ー時間の2次元空間上の点の移動で表されます

ここで重要なことは
この体重ー時間の2次元空間は自分の属性の一つである体重というものを表現するために使われていますが
私達自身が存在するらしい「この」空間とは直接関係ないことです

ここで一つ言葉の定義をしておくと
私達自身が存在するらしい「この」空間のことを「物理空間」と呼ぶことにします

先に結論を言ってしまえば
4次元ポケットのルーツはミンコフスキー空間と物理空間を混ぜてしまうことで生まれたんだと思います

空間という言葉が出てきたときには物理空間なのかあるいはそれ以外の何かなのか区別することが大事です
これを区別しないことで4次元ポケットのようなファンタジーも生まれるしインチキ科学も生まれてきます

話はこれで終わりません
体重のグラフを拡張していくことで皆さんを別のファンタジーへご案内いたします
こちらのファンタジーは物理空間から逃げ出すためのものではありません
物理空間で僕たちが遭遇する数々の難しい問題をどうにか解こうとする営みです

つづく
と思う