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台湾旅行記 発票-台湾の納税システムの一端

今回の台湾旅行
僕は当初、それほど興味がなかったのであらかじめなにか調べるということは全然しませんでした
でもね帰ってきてからあれは何だったんだろう?
と思うことがいろいろあっていまだに毎日調べています
そのなかでちょっと衝撃を受けたことがあったので是非書いておきたい

台湾のお店で支払いをした時、レシートを受け取るわけですが
そのときにちょっと引っかかりました
レシートがとても綺麗に規格化されているように感じたんですね
日本の場合ってお店のレシートって店ごとにばらばらですよね

滞在中はそれ以上深くは考えなかったんですが調べてびっくり
レシートの発行は政府が管理してるんですね笑
このレシートを発票というそうです

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発票には事業者のIDが振ってあるばかりか発票ごとにIDも振ってある笑
発票に種類はいくつかあるようですが
BtoC、BtoBといった取引にかかわらずとにかく発票を発行して取引の証拠とするようです

で、ここが最大のポイントですが
発票があってはじめて、税制上の益金や損金としてカウントされるようです
発生主義ならぬ発票主義ですね

こうなると当然、発票を偽造したくなりますが
透かし入ってます笑

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もう一点、この発票がすごいのは宝くじになってるんですね
裏にスケジュール表があるんですがこれは当選番号の発表時期なんですね

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お店が売上をちょろまかそうと思って個人のお客さん相手に発票を発行しないようにしようと思っても
宝くじになってるためにお客さんはお店に発票の発行を要求するわけですね!

うまいですねー(山田くん座布団持ってきて!)

台湾政府のサイトに統一発票推奨の動画がありました
言葉わからなくても政府の気持ちが伝わってくるようで面白いです
(ページ右の再生ボタンをクリック)
財政部稅務入口網

この仕組が導入されて税収は1.7倍になったそうです笑
統一発票 – Wikipedia

この仕組、面白いなーと思いますがいろいろ思うところもあります
(何時間か調べたぐらいで書いてることなのでその点はご承知くださいね)

これは結局、
政府は市民がまともに納税してくれるとは思っていないと堂々と宣言しているようなもんですね
(どこの政府も内心はそう思っていると思うんですがそれを顕にするかどうかは別で、それぞれの政府でいろいろなやり方をとりますね)
市民の側からすると脱税というよりはなんで納税しないといけないの?って認識かも

会計と税務が癒着しすぎて会計の本分がどこかに行ってしまうんじゃないかと思います
どこの国においても税制上のことが会計に影響をおよぼすのは必死だし
とくに零細企業や個人事業主なんか税務がなければそもそも帳簿なんかまともに付けないというのは万国の常識だと思うんですが笑
そうはいっても会計と税制はやっぱり別なわけで
会計があり、税務があり、その両方の兼ね合いをどうしましょうかというルールがあり
というのが理想だと思うんですね
でも、発票主義だとこのあたりのことがぼやけちゃうと思います

市場で買い物しても発票はもらいませんでした
(レジがないと発行できそうもない)
彼らは売上が多くなくて納税額もしれているから政府も追求することはないのかもしれないです
市場の風景に発票が似合わないことは間違いないですね

今回はこんなところで
まだ写真あるので明日以降も載せます
(今回の旅行記もなんだかんだで盛り上がってるなぁ)

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