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地図の中心をどこに据えるか

僕は地図が好きです
とこかに出かけても現地の観光案内所や本屋さんにいってよく地図を見ます

今回のキューバでも地図は僕の注目ポイントでした

最初にお目にかかった地図は嫁さんも話題にしていた美術館
ここの一つの作品に小さな木片のようなもので壁一面に作られたメルカトル図法の世界地図でした
ここで注目したいのは各大陸がどう配置されているかですね

実物は撮影禁止でしたが各大陸の配置は以下のようでした
左端にアメリカ大陸、中心に大西洋、ヨーロッパ、右端にアジア大陸

より大きな地図で キューバの世界地図 を表示

これはアメリカやヨーロッパの各国では一般的な配置なんじゃなかと思いますが
これでみると本当に日本なんて端っこですね

キューバではチーノ、チーノと声をかけられますが
彼らから見ればアジアは全部一括りだというのもこの地図を眺めていると納得がいきます
トーキョーはしってるみたいでした
でもトーキョーもチーノの一部という認識みたいでしたが

このメルカトル図法で描かれた地図というのは子供の頃からよく眺めるものですが
どこに中心が置かれたものを眺め続けるかによって自分の意識なかにつくられる世界観に大きな影響を与えますね
まあ事実上、どこの国に生まれるかによってどんな地図を浴びせられるかは決まってしまうのですが

グーグルマップが出てきた当時すごいとおもいました
いろいろな意味でそう思ったのですが
僕たちの世界観に影響を与えてしまうという意味で

紙面に限りがある以上、今までは地図といえば
先ほどから話題にしている国単位の世界地図、自国の全国地図
そして自分の住んでいる地域の地図ぐらいの3つが主だと思います

このとき前者の2つを眺めていても自分の意識はわりと部外者的でその地図の中に自分の存在は意識されません
一方で地域の地図は自分を中心にすえてみますが逆に国や世界を意識することは無いですね

その点で恐ろしいのはグーグルマップです
最寄りのコンビニを探していても、ふと思ってどんどんズームアウトしていくとそのまま視野に世界が入ってきます
観念としては僕は地球の上に住んでいるということは知ってはいますが
グーグルマップで遊んでいると観念としでだけじゃなくちょっとだけ実感させられます
宇宙飛行士にでもなれば実感できるのかもしれないですが
それ以外の方法ではいまのところグーグルマップしか無いんじゃなかろうかと思います
飛行機から外を眺めてもそうでもないし

アメリカの教育現場ではipadがだいぶ普及しているとききましたが
普及速度や程度はともかく世界の教育現場での紙への依存度が減っていくことは間違い無いです
そうなってくると子供たちの世界観は過去の世代と明らかに変わっていくでしょうね
僕はそれがとても楽しみです

そういう環境で育つ子供たちと一緒になにかやってみたいです
しかし彼らになにをどうやって与えていくかは僕たちがぼくたちの世界観で考えないといけないし僕たちの責任なんですけれども

キューバに遊びに行った時、日本の方ですか?って声をかけられる時が来るでしょうか
キューバに出かける前、まわりの人達にはさんざん
なんでそんなとこいくの?あぶなくないの?っていわれましたがその裏返しが結局
アジアはひとまとめでチーノと呼ぶ彼らの姿なわけですね

こうやってちょっとでもキューバのこと書いて
キューバに興味持ってくれる人増えるといいなと思っています
うーんでも僕あんまりキューバに行きたくなるような事かいてないきがするなあ苦笑

さあ、次回からようやく写真や動画を披露していきたいと思います
旅行記のくせにいままで写真が一枚も出て来てないのってすごいと思う

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