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円筒分水まで走った

最近は二ヶ領用水沿いを走っています
昨日は久地の円筒分水まで行ってきた
走ってここまで行くのは初めてだなあ
なんとも言えない美しさがあるね
ぼーっと何時まででも眺めていられる

円筒分水によって正確に水の分配ができるようになって争いごとが解消された、と説明されている
しかしこれにはちょっと疑問がある

円筒分水の建設が決まったということはそれまでに争いごとは解消されていたということだ
分かりにくい言い方かな?
つまり一番の問題は水を正確に分配することじゃなくて分配の割合のほうじゃないですか?

どうやって割合を決めたんだろうか?

田の面積に応じてというのはわかりやすいとはおもうけれど
余計に水を貰えれば新たな新田開発だってできるわけだから現状の面積に応じて分けましょう
なんていっただけではおさまらなかったと思う
(おさまる程度ならそもそも円筒分水なんて作る必要ないだろうし)

しかも円筒分水ができてしまえば将来にわたって水の分け前は固定されちゃうんだからむしろ激しい争いが起こる可能性もあるのでは?

円筒分水が文化財に認定されて保存されているのはいいことだと思う
ここから一歩進めて円筒分水の建設までこじつけたプロセスもしらべてそこで駆使された政治技術についても保存するべきだろう
当時の土木技術は今となっては陳腐だろうけれど見えない技術は今でも使える

僕たちはもう土木技術そのものが幸せを産んでくれないと知っているんだから

来月全国円筒分水サミットが行われるらしい
写真展もやっているらしいしちょっと行ってみようと思う